| Part2では、「足立区おもちゃトレードセンター」で、おもちゃのリサイクルに携わる、トイ・ドクターや、学生ボランティアの活動の様子・声をお届けします。 |
壊れたおもちゃに命を吹き込むトイ・ドクター
トイ・ドクター 山内一次さん
おもちゃトレードセンターでは、トイ・ドクターの山内一次さんが壊れたおもちゃを修理し、学生ボランティアにおもちゃの修理法を教えています。
「物資が不足していた時代に育った私は、部品を集めてラジオをつくり、壊れた物は直して使っていました。動かなくなったおもちゃも同様、修理をすれば息を吹き返し、再生不可能な物でも、その部品が他のおもちゃの修理に役立ちます。電気測定器などの道具類も手作りしていますよ」と語る山内さんは、長年、電化製品の修理、音響機器などの設備設置の仕事に従事したプロの技術者で、DIYアドバイザーの資格も取得しています。山内さんの手にかかれば、通常では修理が難しいおもちゃも、見事に再生されていきます。
おもちゃトレードセンターで活動する学生ボランティア
センターでボランティアを行う都立足立工業高等学校の生徒は、来館の受付やおもちゃの修理を手伝うほか、おもちゃの使い方を教えて、子どもたちを楽しませています。活動は平成20年に、生徒会を中心にして始まりましたが、今は一般生徒の参加も増え、8人が活動中です。現在、センターで活躍する皆さんに、それぞれの思いを聞きました。

「センターに来る方々ともコミュニケーションが取れるので、社会勉強にもなっています」(3年・ボランティア学生)
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「子どもたちとのふれ合いが楽しい。新しいおもちゃを手にした子どもの笑顔がいいですね」(3年・ボランティア学生)
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「いろいろなおもちゃと交換して、うれしそうに遊ぶ子どもたちが少しうらやましいです。小さい頃、おもちゃトレードセンターがあれば良かった」(3年・ボランティア学生)
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「考えた通りにおもちゃが直せないときは、トイ・ドクターに教えていただくのですが、こうして新たな発見ができるのも楽しみの一つです」(3年・ボランティア学生)
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インターンシップとして、1日ボランティア体験をした、首都大学東京3年生の松村香緒理さんは、「センターの盛況ぶりにおどろきました。持てる技術を生かして社会貢献している高校生も素晴らしいですね」と賞賛していました。
こうした積極的なボランティア活動により、東京都立足立工業高等学校は「平成23年度 リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」(3R推進協議会主催)において「会長賞」を受賞しました。
都立足立工業高等学校の環境活動
同学校では、様々な環境活動への取り組みを行なっています。また、資源ごみのリサイクルや、空き箱・空き缶などをリユースするなど、一人ひとりが自分のできる3Rを進んで実践しています。
「学校では、紙パックやアルミ缶などの資源ごみをリサイクルし、被災地や福祉施設へ義援金として送る取り組みを行っています。卒業後も、環境活動に携わっていきたいと思っています」(2年・ボランティア学生)
「地域貢献の一つとして、ペットボトルを溶かして作った鉢植えを無料で配っています。学校周辺にオリジナルの鉢植えが増えていくのが楽しみですね」(3年・ボランティア学生)
| ■編集後記 |
| センターのスタッフ・深尾さんは、「ボランティアの皆さんや地域の方々が支えてくださるおかげで、事業の運営も順調です」と感謝されていましたが、おもちゃトレードセンターのように、温かいふれ合いの中で心を一つにして取り組む3Rはとても魅力的です。皆さんの地域でも、楽しく環境活動を行えるような、システムづくりをしてみてはいかがでしょうか。 |
取材と文 望月 裕美子
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