Re-Style

Home



Back numberContact UsSearch



特集
004 Part.2


特集004 Part2 やまだひさし 満喫!エコ文化祭


やまだひさしの独り言 〜取材後の感想より

主体性と自主性はエコの基本

ボクね、『環境に配慮した文化祭、しかも高校生がやっている』って聞いたとき、ハッキリ言ってすごく地味なのかと思った。「屋台は1つにしました」って、そりゃごみは出ないかもしれないけど(笑)。でも違ったね!規模もデカイし派手!
 
聞けば、エコの取り組みは全て生徒からのアイディアだって言うじゃない? ビックリだよね。でもそれは、ここの校風──自主制や個性を重んじるような校風がモノを言っているのかもしれないなぁ。

高校生たちの自主性、主体性に尽きる! だってたぶん、エコの基本ってそれなんだよね。「自分がやれること」だもん。

それがこの高校の校風なんだよね。だからみんな自然に出来るんだろうね。普段でも校内で分別してるって言ってたし。


『文化祭でエコ』なんて、もっとバラバラかと、エコ関係の人だけがこじんまりやってるのかと思ったの。文化祭って楽しく盛り上がりたいじゃない、そこにエコって?なんて思ったの。『楽しくエコ』なんて、無理だと思ったの。

そんなことない、みんなでやってる。ここまで浸透しているとは思わなかった。「ごみ処理費用に10万円かかります」「じゃあ土に還るエコトレイを使ってみよう!」って問題解決を目指してアイディアを実行して。やってみてから考えようよって言う。生徒みんながみんな、ちゃんと考えようとしている姿勢が、スゴい!



高校生からのメッセージ

横浜市はこれまであんまり分別回収する方法じゃなかったっていうね。(*編集部注)でも、この高校は敢えて分別してた。だったらこういう文化祭にね、市長とか呼んだほうがいいヨ!「話したいんです!」って言って。

生徒の力でここまでやっているのに。すごく自主性に富んでいて、先生もサポートしてくれる。こういうパワーはいくらでも大人を動かせると思うんだ。動かしたほうがいいよ、大人は。どんどん老化しているから(笑)。大人たちへ「冗談じゃないです!何とかしてください。してください。アナタたち大人が作った社会なんですよ」ってメッセージになるよ。だってイケてない大人が多いから(笑)。

「こっちは環境のこと考えて行動しているよ、アナタたち大人はどうなんだ?」っていうこのメッセージは、ロックやパンクに近い発想かもね。大人への対抗意識みたいなもの。他のことについては大人から「そんなものは経験がないんだから」「若造が」って言われても、こと環境問題は関係ないからね。「俺たちはやってるよ!」って言える対等のもの。

環境問題は、彼ら高校生には得意分野なんだよね。きっと子どもの頃からある問題だったから。なんでもポイ捨てマインドじゃいけないんだってわかってる。自分たちがやらないとヤバいんだって。だから当然のようにできるんだよね。



ボクがエコな理由に気づかされた!?

あとね。あのエコトレイ、別に汚くないんだから、1回使ったものでも「これにじゃがバタ載せてください」とか「焼きそばください」っていうのでもいいよね。ボク、自分でごみ箱に捨てたとき、やっと気づいた(笑)。箸もね、同じ。食べるたびにこれを捨てに行かなきゃならない、分別しないと、と思うと面倒くさい(笑)。そう思ったら「じゃあごみを少なくすれば、いいんだ!」って。

お祭ってさ、ちょこちょこ“食べては捨て、食べては捨て”をするから結果的にごみが増えるんだよね。ボクは面倒くさがりだから、そんな発想で『エコ』。きっかけは何でもいいと思うんだ。「もったいない」で始めるのもいいし。もちろん「環境のため」でもいいけど、「自分のため」で、いいんだよね。







*編集部注
神奈川県横浜市では、平成9年に資源回収ボックスの設置や金属類の分別収集が開始され、14年にはペットボトルの分別が全市に拡大。15年1月にはごみの削減とリサイクルを目指した「ヨコハマはG30プラン」を本格的に導入。今現在は試験的に、鶴見区、神奈川区、港北区など12区で分別収集品目拡大モデル地区として「ヨコハマはG30」を展開。来年17年3月からは市内全域への分別収集に移行する予定。詳しくは「ヨコハマはG30」へ。






「お祭はごみが出てトーゼン」という常識を覆すような高校生たちの『R』な取り組みについて、やまちゃんレポートいかがでした? 
まさに目からウロコ!の新発想、新発見をしたやまちゃん。
お祭なんて予算が少なくても、工夫次第。アタマは使いよう、って。

さて次回の最終回は、“高校生よりもうちょっと予算がある(だろう)&知識経験ともに豊か(なはず)、実行力もある(に違いない)”大学生が行う学祭をレポートです。 
知力、体力を使い切った?『R』っぷりをどーん!と、東は東京農業大学から西は精華大学を紹介します(おまけもあるかも)。お楽しみに!


撮影:ミズカイケイコ 取材・構成:井上晶子
取材協力:神奈川県立神奈川総合高等学校、第10回 翔鴎祭実行委員会




戻る

やまだひさしエディションへ
トップページに戻る
このページの先頭に戻る


Re-Style


お問合せこのサイトについてCopyright : 2003 Earth Water & Green Foundation. All Rights Reserved.