大阪大学におけるH2O project
大阪大学生協では、2000年より、キャンパス内の店舗で販売するペットボトル飲料に10円のデポジットをかけ、ペット容器の回収率を高める活動をスタートさせるなど、日頃から環境負荷のかからないキャンパスライフを実現させるために努力しています。
H2O projectは、大阪大学生活協同組合、象印マホービン、アズワン、宇治の露、アキュサイトによるコンソーシアムで、Health(健康)、 Habit(習慣化)Organization(組織)の頭文字をとり、水の化学式をもじった「水」をテーマにした活動を行っています。環境負荷を減らすためのキャンパス内でのプロジェクトで、健康や環境を大切にする人や組織が集まり、環境に優しい行動を習慣化しようと呼び掛けています。
おいしい水が飲める自動販売機を開発し、H2O projectを進めようとする試みは2000年頃から動き始めていましたが、課題がいくつもあり、自動販売機メーカー、魔法瓶メーカー、飲料水に混ぜるパウダーのメーカー(お茶)との協力体制が整ったのは、2008年になってからでした。
同年5月には、全国で初めて、水道水を冷却してマイボトルに入れる方式の水道直結型の水自動販売機(アキュサイト社製)の設置が保健所より認められ、同大内でのH2O projectはスタートしました。
実験は、200人のモニターに、象印マホービンから提供された360mlのステンレス製水筒をマイボトルとして携帯してもらい、水自動販売機から、1杯 30円で水を購入・補給するシステムです。開始から2ヵ月間の実績によると、1日50人が冷水自販機を利用しており、①電気使用量の削減②廃棄容器の削減 ③ベンダー業者の飲料運搬の減少などにつながり、だれもができるCO2削減アクションになりました。
同大工学部、環境・エネルギー専攻の山本祐吾先生(現 和歌山大学システム工学部 環境システム学科講師)の実施した飲料容器別(マイボトル、スチール、アルミ、ペット、紙)のCO2負荷のLCA評価によると、マイボトルが他の容器に比べてCO2の排出量が一番少ないことが明らかになっています。

設置された水自動販売機