地域で取り組む市民団体、行政

埼玉県「みんなでマイボトル運動」

マイボトルの利用を呼び掛ける「みんなでマイボトル運動」を2008年10月から展開しています。県民に運動の趣旨を広報する一方、コーヒー店や緑茶店などの協力を得てマイボトルを持参する方に飲み物を提供する協力店を増やしています。

運動開始当時の協力店は、オフィスビルの多いさいたま新都心地区のコーヒー店10店舗でしたが、今では県内各地に拡大し388店舗(2011年10月末日現在)まで増加しました。多くの協力店ではマイボトル利用者に、値引きや増量などの特典を設けています。県では毎月1日を「マイボトルの日」としており、この日に値引きをする協力店もあります。

運動の目的は、ペットボトルなどの使い捨て容器ごみの削減を契機として、ごみを出さないライフスタイルの定着を図ることです。埼玉県は県全体のごみの最終処分量の約4割を県外で処分しており、全国的にも多い(2008年度実績)ため、ごみの削減に向けて「いつでも誰でも気軽に始められる活動」として、マイボトルの普及に取り組むことになりました。

協力店を増やすために事業者を訪問し、運動の趣旨説明と協力店としての参加をお願いしています。また、広く県民に運動の趣旨と協力店を知ってもらうため、協力店エリアの拡大に合わせた記者発表やポスターの掲出をしました。また、最近では携帯電話でも協力店がわかる携帯サイトを開設するなど、広報活動に力を入れています。

協力店に参加するメリットは、マイボトルでの持ち帰りにより、店内での混雑が避けられるとともに、店舗によっては紙コップなど使い捨て容器の使用を減らすことができること、さらには、協力店として店名が県庁のウエブサイトや携帯サイトなどで広報されることです。

マイボトル運動を進めるに当たり、県内の企業に連携を呼びかけたところ実現した事例もあります。具体的には、イベントの景品への携帯用タンブラーの採用や、企業の広報誌への協力店マップの掲載などです。また、事業所に用件がなくてもマイボトルを持参した方に、無料でおいしい水を提供する企業も協力店に参加しています。

さらに、2010年8月からは、食事がメインの外食チェーン事業者の協力により、店内で食事されたお客様でマイボトルに給水を希望される方に無料で冷水を提供するという、新しい形態の協力店が加わりました。これにより、協力店舗の大幅な増加(171店舗)が実現しました。

この他、マイボトル用の容器を販売している小売店へのポスターの掲出依頼も行っています。今後、協力店舗の拡大に向けて地域の商店街など新たな業態への働きかけも予定しています。

また、県庁ホームページでは「私は、積極的にマイボトルを使用し、地球に優しい生活を心がけます」という運動の趣旨に賛同したら「マイボトル宣言します!」をクリックすると「マイボトル宣言」ができる仕組みも取り入れています。イベント会場での参加を含め、これまでに11,000人を超える方(2011年10月末現在)が宣言をしています。

さらに、「みんなでマイボトル運動」にご協力いただくために、各種イベントでパネル展示等を行っています。第34回日本スリーデーマーチ(2011年11月4?6日)では、「みんなでマイボトル運動」への参加呼びかけを行いました。

マイボトルを協力店に持参する方の割合は、まだそれほど多くはありませんが、県では「ごみを出さないライフスタイルへの変化が目に見える形で出てくること」を最終目標として、協力店の拡大と広報活動に取り組んでいます。

「みんなでマイボトル運動」への参加呼びかけ

「みんなでマイボトル運動」への参加呼びかけ(第34回日本スリーデーマーチ(2011年11月4?6日・埼玉県東松山市)にて)

マイボトル持参の客にコーヒーを販売する喫茶店主

マイボトル持参の客にコーヒーを販売する喫茶店主(さいたま市浦和区高砂の恵比寿屋喫茶店にて)

「みんなでマイボトル運動」のポスター

「みんなでマイボトル運動」のポスター

埼玉県のキャラクター「コバトン」を使った運動のマーク

埼玉県のキャラクター「コバトン」を使った運動のマーク

携帯電話から協力店がわかるページのQRコード

携帯電話から協力店がわかるページのQRコード

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