和田由貴さん
節約アドバイザーとして執筆、講演に忙しい和田さんにとって、
マイボトルは10年以上前から、
節約生活に欠かせない必需品
節約アドバイザーとして執筆、講演に忙しい和田さんにとって、マイボトルは10年以上前から、節約生活に欠かせない必需品だという。中学2年生の長女が生まれた時から「子どもと出かけるときは必ず水筒を持っていました。今のようなしゃれたボトルはありませんでしたが、夏も冬も麦茶です。今も中味は麦茶が多いですよ」と、マイボトルとの最初の接点を紹介してくれた。
マイボトル、マイタンブラーのコレクターとも自称する和田さんは、二児の母で食生活アドバイザーという肩書もある。「私は甘いジュースはあまり子どもに飲ませたくないと思ってるんです。虫歯や肥満の原因にもなりますし」と子どもの健康を思いやる一方で「私は面倒くさがり屋なので、ペットボトルの飲み物もほとんど買いません。回収に出す時、キャップを外し、ラベルをはがして、容器をつぶして出さなくてはいけないのでそれだけで面倒。だったら最初からなるべく買わないという方針です」
楽して続ける ごみを出さない生活
「私は、面倒くさがり屋のこととエコがかなりリンクしているんです」と言ってはばからないのは、ごみを出さない生活を心がけることは生活を容易にすると言うのが和田流節約術の極意だからだ。
和田さんの住む町はごみの収集が有料。指定されたごみ袋でしか家庭ごみが出せない。うっかりすると袋代だけで月に千円近くなってしまうという。
だから和田さんは、次のようなごみのリデュースを日常生活の中でさりげなくこなしている。チラシやトイレットペーパーの芯、お菓子の外箱など全て潰して雑紙に分別。商品についているタグなどの小さな紙や、個人情報の入っている領収書などもシュレッダーにかけて、それを不要な封筒などに入れて資源ごみに。卵のプラスチックのパッケージも、はさみを入れて、セロハンテープで小さくまとめて資源ゴミに出す。鼻をかんだちり紙のような捨てるもののごみ箱の隣に、資源として出す紙類の回収箱が並んで置かれている。ハサミやテープも手の届く範囲に置いてある。「楽してできるようにしないと続かないんですよ」というのが和田流ごみ減らし生活の一端だ。
私、ご当地タンブラーのコレクターです
「話がそれましたね。マイタンブラーの話にしましょうよ」と、待ちかねたように和田さんが大きなバックから取り出したのは風呂敷包み。中から4本ものカラフルなタンブラーが出てきた。
「私、スターバックスコーヒーのご当地タンブラーのコレクターなんですよ。もう15本ぐらい本棚に並んでいます。京都や沖縄、北海道、旅先でその土地限定のタンブラーを買うのが趣味です。でも、これって節約につながらないかしら」とおどけて見せた和田さん。実は自身のブログでマイタンブラーの節約効果を計算し、公開している。一本150円のペットボトル飲料を週に5日飲んでいると、年間4万円近くになる。家族が多ければ大きな出費になる。「タンブラーを買っても十分元が取れます」と胸を張るゆえんだ。
そんな和田さんが頭の上がらなかった賢い節約人が、ほかならぬ彼女のお母さんだという。「大根の切り株にクレンザーをつけて包丁を研いだり、洗面所の鏡をじゃがいもの皮で拭くとくもらない、ということまで母から習いました。中学時代から、おばあちゃんみたいなこと知ってるね、と友達にからかわれました」と言うほど、やりくり上手なお母さんの教えがしみ込んでいるという。
その日の気分で、「今日は京都、今日は札幌」とご当地タンブラーを使い分けて楽しんでいるという和田さん。節約アドバイザーとしての取り組みはもちろんタンブラーだけではない。
良いものを長く使う、スマートで賢い生活
ネットオークション活用術もその一つだ。「良いものを長く使う」ことを心がけているそうだが、定番のオモチャや子どもの礼服などは、買った時の箱や説明書などを必ず保管しておく。必要がなくなったら、ネットオークションに出品すると、良いものなら確実に売れるという。「中古で買ったものが、きれいに手入れして売り出すと、買った時より高く売れることもあるんですよ」と声を弾ませて話してくれた。
短大で家政学を学んで「スマートで賢い生活」を追究してきた和田さんは、目下、都内の大学に入学してさらに家政学を勉強中だという。「好奇心が強くて、なんでも自分でやらないと気が済まないんですよ」と言いながら、節約アドバイザーとして「まだまだ道半ばですから。もっと学ばなくては」と謙虚な言葉で結んでくれた。
和田 由貴さん
消費生活アドバイザー、3R推進マイスター、省エネルギー普及指導員、家電製品アドバイザーと多岐にわたって活躍。環境省、経済産業省の環境、廃棄物関係の委員会の委員も務めている。節約アドバイザーとしてテレビ出演も多く、ご自分のブログでマイボトル・マイカップキャンペーンの応援もしている。