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2004.01.14



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Re-Style cafe feat.J-standard。開催レポート 第四弾

セッション3「ライフスタイル」

10月5日、東京・渋谷にあるライブホールSHIBUYA-AXで、Re-Style事務局がプロデュースするイベントRe-Style cafe feat.J-standard。が開催されました。
レポ最終回の今回は、セッション3「ライフスタイル」の模様から各パネラーの印象的なコメントを抜粋・要約してご紹介いたします。イベントの概要については第一弾をご覧ください。


●パネラー紹介

小島敏郎

【小島敏郎】
環境省地球環境局長。水俣病に代表される公害健康被害者の救済業務に携わり、村山内閣における水俣病の政治解決に貢献。また、環境基本法、環境影響評価法など、法律の立案に数多く携わる。


白井貴子

【白井貴子】
1981年デビュー。女性ポップロックシンガーの草分けとしてロックの女王の名声を得た。だが、過酷な活動のなかで「野生のマーガレット」に出会い、ライフスタイルの転換を決意し、現在は地に足のついた活動を展開している。


渋川理佐子

【渋川理佐子】
「Lingkaran」副編集長。角川書店を経てソニー・マガジンズへ。Musicnet、ガールポップなど、音楽誌を中心に編集に携わる。2002年より「Lingkaran」立ち上げ準備。2003年4月にVolume 1を発売した。


山中聡

【山中聡】
社団法人音楽制作者連盟副理事長。RVCレコード、MIDIレコードを経て、87年、ワイエスコーポレーション設立。「in the city TOKYO 2003」のオーガナイザーを務めている。


上岡裕

【上岡裕】
このセッションの進行役。エコロジーの大切さを伝えるNPO法人、エコロジーオンライン代表。雑誌「Lingkaran」のスーパーバイザーも務めている。レコード会社出身であるため、音楽業界の環境対策にかかわることが多い。


上岡−今回、環境省から地球環境局長の小島さんに来ていただいています。いろいろな業界とか分野で、今、環境を見つめ直す時代になっていると思うのですが…。

小島−そうですね。人々が生活を営む為には、経済活動が必要です。つまり、モノを売り買いしていく訳ですね。今までは大量生産大量消費が当たり前でしたが、これからは、モノを如何に大切にしていくが重要になります。モノを作るには、エネルギーもかかるし、地球の資源も消費していきます。ここで考えて欲しいのが、モノの価値。モノ自体に価値を見いだすのではなく、モノに込められた、モノに乗った価値に重きを置けば、大量消費には繋がらないはず…。多くの人が、モノの価値を正しく判断できるようになれば、無駄な生産もしないし、消費もしない新しい社会を作れると思います。そうすれば、環境もよくなって、気持ちも豊かになって、人間も高まっていくのではないでしょうか。


上岡−これからは、モノの価値を正しく判断できるようになるのが重要なのですね。そういった意味では、音楽を手がける白井さんは、感じるところがありますか。

白井−そうですね。音楽でいうと、新しい曲を出すと最初はいいんですけれども、半年もすると古いと言われて、見向きもしてくれないんですね。重要なのは曲ではなくて、CDとしての鮮度、つまり、モノとしての価値なんだなぁと…。確かに、次から次へ、毎日のように100曲、200曲とCDが世に出てくる。そんな状況の中で、モノに込められた価値をひとつずつ見いだしていくのは到底無理な話。とはいえ、やっぱり自分で手がけた楽曲が、すぐに売れなければただのごみというふうにされるのは、非常に身を切られる思いです。私も1回しかない人生だから、そうはしてなるものかと(笑)。そんな気持ちで自主レーベルを立ち上げ、自分からモノというか、CDを無駄にしないよう取り組んでいます。


上岡−話は変わって、今回のテーマである「ライフスタイル」ですが…。渋川さんの携わる「Lingkaran」は、環境に則したライフスタイルの提案をしているんですよね。

渋川−決して特別なことをやっているという意識は実はなくて…。ただ単に、普通の生活の中で、自分たちが知りたいこととか、読みたい記事というのを紹介していくということを重視しています。私たちが実際に興味があること、それが環境の事だったりするのですが…。それを取材という形で、私たち自身がいろいろ体験してみたりすることで、「Lingkaran」を通して読者にも擬似体験してもらい、同じような気持ちや感覚を伝えていければいいなと思っています。つまり、楽しいとか、おもしろいとか、カッコいいとか、そういうところから環境に興味を持ってもらうのでも全然いいかなぁって。なおかつ、環境以前に自分にとってスゴク価値があれば、みんな必ずそれを選ぶと思うんですよね。


上岡−山中さんには、今回のイベントでリユースカップを導入してもらったりとかしているんですが…。次はこんなことをしたい、というのはありますか。

山中−そうですね。次はこれがしたいとかではないのですが、これからはこうあって欲しいと思っています。例えば、ステージに立つアーティストたちにリユースカップを使う意味とかを理解してもらいたいですね。アーティストが環境に対する意識を持ったときに、やっぱり音楽って力があるので、その人がどういう生き方をしているのか、どういうメッセージを持っているのかで、何か生まれると思うんですよ。多分そういうことが大事だから、今回のイベントにしても楽屋周りからまず置こうよ、ということから始めています。来年はそのリユースカップを洗浄できる方法を確立して、さらに一歩ステップアップできればと…。そういう形で1年1年広がっていくと、いいかなと思いますけどね。


上岡−山中さんが仰ったように、リユースカップをただ使うのではなく、使う意味をそれぞれ個人が理解することが重要ですね。特に、イベントの中心になる人物、アーティストとかがそれを理解していないと、伝わるモノも伝わらないですからね。特に音楽という媒介は、多くの人たちに伝わり易いというのが魅力ですから…。本日は短い間でしたけれど、本当に皆さんのお話が聞けてすごくインスパイアーを受けましたし、来年に向けてのきっかけになったんじゃないかなと思いました。どうもありがとうございました。


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