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2003.12.22



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Re-Style cafe feat.J-standard。開催レポート 第三弾

セッション2「グリーンエネルギー」

10月5日、東京・渋谷にあるライブホールSHIBUYA-AXで、Re-Style事務局がプロデュースするイベントRe-Style cafe feat.J-standard。が開催されました。
今回は第三弾。セッション2「グリーンエネルギー」の模様から各パネラーの印象的なコメントを抜粋・要約してご紹介いたします。イベントの概要については第一弾をご覧ください。


●パネラー紹介

正田剛

【正田剛】
日本自然エネルギー株式会社代表取締役社長。自然エネルギーを、エネルギーの消費者とともに育てていくことをミッションとしている。


谷口信雄

【谷口信雄】
東京都環境局都市地球環境部に勤務。再生可能エネルギーと家電の省エネ、NGOとの連携を担当。東京の風力発電などに関して企画立案から実施まで携わり、自らNGOとしても活動している。


田中徹

【田中徹】
「WIND BLOW」オーガナイザー。現在、地元の賛同者とともに来年のイベントの開催に向けて着実な一歩を踏み出している。


BE THE VOICE

【BE THE VOICE】
ボーカルと作曲を担当する和田純子と、プログラミング、ギターなどを担当する鈴木俊治の2人によるユニット。1996年に結成。キリン新発泡酒のCMソングを担当している。


堀内尚子

【堀内尚子】
このセッションの進行役。小中学校をベルギー、フランスで過ごして得た英語力を生かし、Inter FM、TOKYO FM、bayfmなど、ラジオDJとして活躍中。番組内でビーチクリーンを呼びかけるなど、アースケア活動にも積極的に取り組んでいる。


堀内−viewsicという音楽チャンネルが、風車による電力を使い始めたということですが、このプロジェクトには正田さんの会社が関わっているんですよね。

正田−はい。グリーン電力といって、風力発電や水力発電などを活用する仕組みです。限りある化石燃料を燃やさないから地球温暖化にもならないし、やっかいな廃棄物を出すこともない。自然エネルギーはとても環境に良く、みんなが安心して使えるという点で、大変すぐれたエネルギーです。でも、残念ながら値段が少し高い。コストがかかってしまうのです。そこで、これを無農薬野菜みたいな売り方ができないかなと。電気というのは電線に入ってしまうと区別がつかないですよね。だから、そういうきれいな電気を使いたい会社と契約して、間違いなくこれだけ自然エネルギーで発電しましたよという証明書を出してあげるのです。今、日本全部で42の企業が賛同してくれています。


堀内−風車といえば、東京湾にも2基ほど建っていますよね。谷口さんが担当されたということで…。ナゼ、東京湾に風車を建てようと思ったんですか。

谷口−東京都の環境基本計画ってのがあって…。この計画の目標は、我々の生活スタイルというか、経済システムを変えていくことです。そこで、一番の問題であるエネルギーの使い方を良い方向に導こうと、あの場所に風車が建てられました。エネルギーの総量を減らす為には、それと同時にエネルギーの質を変えていくことが重要で、今の技術でいうと、一番有効なのが風車なんです。50年先、このまま温暖化が進んで、気温が3度〜4度上がってしまうと生態系全体が狂ってしまい、ほんとに存亡の危機になるおそれがあるといいます。そうならないための選択肢に風車があると、その時代に背負って立つ現在の子供たちに、実物で見せることが大事だと思って、まずは東京湾に作りました。


堀内−エネルギーの質を考え、無駄にしない。大事なことですね。ところで、BE THE VOICEの2人はエネルギーを無駄にしない工夫とかしていますか。

和田−工夫とかじゃないですけど…。音楽をやるということは、やっぱりエネルギーの力を借りなければ始まりません。正直、環境の破壊に近いかもと感じています。CDを焼くこともそうだし、物質的にはネガティブなことをやっていると思います。だからこそ、長く聴いてもらえるような作品を気持ちを込めて作らなきゃなあ、とは考えています。

堀内−なるほど。ところで、ソニーは歌詞カードが再生紙になったそうですね。

和田−全然知らなかったです(笑)。でも、環境に配慮した製品は、コスト面から見ても、やっぱりメジャーで何万枚もCDを売り上げるアーティストじゃないと、商業ベースでは難しいですよね。それが、ごく当たり前になってくれれば良いのですが…。


堀内−話は戻るのですが…。今年は、本当に風車などの自然エネルギーに絡むライブが多い年でした。そのひとつをオーガナイズされましたよね、田中さん。

田中−グリーンエネルギーを活用したイベントというモノではなかったのですが…。僕の活動が「ビーチクリーン」をテーマにしているじゃないですか、そこで、ごみを出さないことを目標にイベントを開催しました。結果は大成功。携帯灰皿の使用を勧めたり、リユースカップを使ってもらったりして、実際、ごみが出てなかったんですよ。翌日の朝、もう1回「ビーチクリーンやりましょう」と言って、会場の清掃をアーチストとかお客さんにも呼びかけていたら、100人以上来てくれて、会場のほうはもう、びっくりするぐらい全くごみがなかったんです。やっぱり、地元の人らとも密着しながら、こういうイベントを開催するのが大事なんだなぁと実感しましたね。


堀内−環境問題というものは、近い感じがして、すごい遠い感じがするんです。けれど、私たちのような一市民でも地球をすごい尊敬していれば、当たり前のようにエネルギーがあるわけではなく、そのエネルギーを使わせてくれて本当にありがとうという敬意の気持ちを持つことができると思います。例えば、ごみの分別だとかも、二酸化炭素を出さないようにする努力も「努力」というふうに思わないんじゃないかなと…。私たち一市民は、そういうふうに、こつこつと楽しみながら地球を守っていきたいと思います。


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